ニュースレターを拡充:まだの方は登録してみてください

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ビジネスリサーチラボでは、週に1回ほどのペースで「ニュースレター」を配信していますが、今年10月に10周年イヤーを迎えるのに先立ち、ニュースレターの頻度と内容を拡充することにしました。

元々ニュースレターでは、弊社の開催・登壇するセミナーや弊社の活動記録を紹介していました。それらに加えて、この度の拡充により、企業人事の方々に有益な情報をより積極的に届けることになりました。

例えば、前回のニュースレターにおいては、従業員が自身の知人を会社に紹介する「リファラル採用」に関する研究知見を取り上げ、紹介ボーナス(インセンティブ)のネガティブな影響を解説しました。

今後は、人事実務を進める上でヒントになる研究知見は勿論のこと、近年注目を集める「人事データ分析」や「組織サーベイ」で求められる、統計分析の考え方や使い方についても情報提供していければと思います。

弊社のニュースレターを読むことによって、他ではなかなか入手できない研究知見や統計分析などの知識が得られるはずです。まだニュースレターが届いていない方は、ぜひ下記から登録してみていただけると嬉しいです。

https://www.business-research-lab.com/ml

ジョブ型雇用について心理学的な観点から話します

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ジョブを記述することは、働く人の心理や行動にどのような影響を及ぼすのでしょうか。こうしたテーマについてお話しするセミナーを開催します。

https://200924.peatix.com/

ジョブ型雇用は、以前から"優秀"な人材の採用などの文脈で取り上げられていましたが、今年に入ってからは、リモートワークの広がりとともに大きな注目を集めています。

ジョブの明確化が働く人に与える影響に関しては、物事に表と裏があるのと同様に、「効果」と「限界」が実証されています。それらの両面を知ることは、ジョブ型雇用の理解を深める上で有益だと思います。

今回のセミナーは、ジョブ型雇用が社会的に議論される中で、「ジョブ型雇用とは何だろう」「ジョブ型雇用の長所と短所は何だろう」「ジョブ型雇用を導入した方が良いのだろうか」と思案する企業人事の方におすすめです。

ジョブ型雇用を巡っては、既に多くの専門家が重要な論点を挙げていますが、今回のセミナーでは、心理学的な観点から研究知見を提供すると同時に、弊社で実施した組織サーベイや人事データ分析の結果を紹介することで、出来る限りオリジナルな情報をお話しできればと考えています。

これからの採用に関する本を書きます

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新型コロナウイルス感染症の影響を受け、新卒でも中途でも、採用活動のオンライン化が進んでいます。例えば、従来は対面で実施することが多かった面接や説明会を、WEBを介して実施する企業が増えました。

一方で、WEBを介したコミュニケーションに関する研究は、コロナ以前から積み重ねられています。Web面接における見極めや惹きつけは対面面接とどう異なるのかといった研究群を、例として挙げることができます。

この度、これらの研究知見を紹介しつつ、実務につながるポイントを知ることのできる本を書くことになりました。「これからの採用」を思考し実践するヒントを提供する本です。

この本では、採用活動の施策だけではなく、ジョブ型などの雇用を巡る議論も少し含められればと考えています。ジョブ型の議論はリモートワークが広がる中で、改めて脚光を浴びているからです。

更に、オンライン化したのは採用活動そのものにとどまりません。採用チームも同様です。リモートワークのメンバーから構成される採用チームを、成果に向けて上手くマネジメントしていく方法についても触れられると良いなぁと思っています。

出版時期は確定していないのですが、今年中が一つの目標です。執筆や編集などの進捗を見て、時期が固まったら、またお知らせします。お楽しみに。

10周年記念サイトを公開しました

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今年10月にビジネスリサーチラボは10周年イヤーに突入しますが、それに際して幾つかの企画を進めています。そのうちの一つが「特設サイト」の構築です。10周年記念サイトは、先週から下記で公開されています。

https://www.business-research-lab.com/10th

サイトのメインコンテンツは「メッセージ」です。メッセージとは弊社と取引いただいた企業の担当者・責任者の方々から、弊社とのプロジェクトを通じて感じたことを書いていただくというものです。今、2社分のメッセージが公開されていますが、今後、随時追加していく予定です。

更に、メッセージに対しては、プロジェクトに参加した私を含む弊社メンバーから「リプライ」も寄せています。メッセージとリプライは、弊社とクライアントの関わりの記録であると同時に、弊社がどのようなサービスを提供しているのかを知るコンテンツにもなっています。

企業の方々にメッセージを書いていただく中で気づいたことがあります。それは、弊社が創業当初から「研究知見を実務に活用する」という価値観を貫いている点です。その価値観は、ビジネスリサーチラボを立ち上げた原動力でもある「経営学の研究室を市場に作りたい」という願いから発しているものです。

10周年イヤーの特設サイトを準備中

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実はビジネスリサーチラボは今年、10周年イヤーに突入します。早いものです。せっかく記念の年ですし、10周年イヤーの特設サイトを準備しています。

特設サイトのメインコンテンツは、これまでお世話になった企業の方々からのメッセージです。私たちとどのような仕事をし、何を感じたのかを書いていただいています。

それぞれのメッセージに対しては、私がリプライを寄せています。プロジェクトを懐かしく思い出しながらリプライを書くのは、豊かな時間です。

特設サイトが公開されたら、またお知らせします。少々お待ちください。なお、弊社と取引してくださった企業の皆さんには、メッセージの執筆をお願いするかもしれません。その際は宜しくお願いします。

『人と組織のマネジメントバイアス』を出版します

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この度、『組織論と行動科学から見た 人と組織のマネジメントバイアス』という本をソシムから出版します。株式会社人材研究所の曽和利光さんとの共著です。

本書は、これまで学術界で蓄積されてきた知見を実務的な文脈に合わせて提供しようとするものです。産業界で研究に目配せされてきた曽和さんと、学術界から産業界にやってきた私という体制で、この難関に挑戦しました。

研究知見の中には、知っておくと実践の効果や効率が高められるものが多数あります。また、実務の世界で信じられている通説が実のところ学術界では棄却されていることもあります。

内容は硬派で、かつ、何か一つの解を提示しているわけではありませんが、読み物としては読みやすくなっているのではないかと思います。日頃の仕事やマネジメントについて振り返りたい方におすすめです。

Amazonでの予約が始まったので、以下にリンクをはっておきます。よろしければご一読ください。

https://www.amazon.co.jp/dp/4802612354/