<離職>を再訪する

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弊社では「シリーズ再訪」という一連のセミナーを主催しています。シリーズ再訪は、組織・人事界隈において注目を集める現象・概念を取り上げ、多角的に読み解くことによって、思考のきっかけを提供しようとするセミナーです。

第1回が昨年の8月でしたので、少し期間が空いてしまいましたが、昨日(2018年2月16日)に第2回を実施しました。第2回のテーマは「離職」です。<離職>を再訪する。なかなかディープなテーマを選びました。

私の方から離職を巡って、その定義や深刻性を解説し、弊社で手がけている離職・リテンションに関するプロジェクトを紹介しました。その後、弊社コンサルタントの神谷俊と一緒に、離職をテーマにした対談を行いました。

対談といっても、神谷とは長年議論を積み重ねているので、社内ミーティングの様子を公開した、といった雰囲気だったかと思います。「公開ラジオ収録」と評した参加者の方もいらっしゃいました。

まさにそんなフローを持つ対談において、離職のメカニズム、日本的経営と離職の関係、示唆と対策といったことを話しました。「これをすれば離職は防げる」という唯一最善の正解は勿論ありません。そんな中で、当日の対談では思考の観点を多様に提供しました。離職という問題に挑む参加者の方々の参考になっていれば幸いです。

この問題について弊社では今後も深めていきたいと考えています。若手社員の離職、介護離職等に悩んでいる企業がありましたら、お声がけ下さい。弊社としての実績も積み重ねているだけではなく、(海外が多いのですが)先行研究の蓄積もある領域です。お手伝いをすると同時に、日本の文脈における新たな知見を創出していければと思っています。