安心感、文法、位置取り

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(乱暴な表現ですが)一般企業と比較すると、ビジネスリサーチラボは、「議論」が量・質ともに求められる会社です。ここでいう議論は、会議とイコールではありません。

公式的にも非公式的にも、同期的にも非同期的にも、口頭でも文字でも、他者と議論を行いながら、思考を深めながら、良質なアウトプットを生み出そうとしています。

これだけ議論を交わすのですから、議論自体が(私を含む)当人たちにとって「楽しい」と感じられるものでありたいわけです。では、何があれば、議論が楽しくなるのでしょうか。

勿論、私も完全な答えは持ち合わせていません。しかし、経験上、「安心感」「文法」「位置取り」の3点は、意識しておいて損はないかなと思います。

思考の露出が自分を脅かさない「安心感」があれば、発言しやすい場を作り出せます。やりとりの構成・方法・規則等の「文法」が共有されていれば、議論の速度と効率性を保てます。発言の立ち位置である「位置取り」を自覚していれば、意見を相対化しつつ深められるのです。