形式に注目する

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ビジネスリサーチラボでは、企業から依頼を受け、量的調査だけではなく、質的調査を実施することがあり、そのための手法として「インタビュー」を選択することがあります。

インタビューのデータを分析する際、私たちはしばしば「内容」に注意を払いがちです。確かに、「何を話したか」という点は相応の重要性を持つに違いありません。

しかしながら、「形式」もまた大事かもしれません。形式とは「どのように話すか」を意味しています。形式の中には、語彙そのもの、文法、話の展開などに加え、非言語的な要素も含まれます。

昔、ある企業のインタビューに同席していた時のこと。各インタビュー対象者は、異なる「内容」を話しながらも、その「形式」が類似していたのです。気になってインタビュー後に職場を観察させてもらったところ、やはり類似する形式で話す人々の姿が、そこにありました。

当時は、同じ形式で話をすることによって、コミュニケーションコストが最小化できる。形式の共通性が逆に話題の多様化を促している。同じ文化を体現した仲間としての意識を醸成できる。こんな解釈をしたのですが、実際のところどうなのでしょう。

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